富山の女性の暮らしを繋ぐフリーマガジン「Lien(リアン)」

北朝鮮の核から日本をどう守るか

昨年、北朝鮮は二度の核実験を実施した。核実験を五回もやれば実戦配備が可能になるとも言われていることからすると、北朝鮮の核兵器の実戦配備も時間の問題と見なければならない。しかも昨年、北朝鮮は二十発以上の弾道ミサイルを発射している。金正恩体制になってから、明らかに核開発とミサイル開発を加速させているのは明らかである。

これまで北朝鮮が核実験やミサイル実験に失敗すると、評論家の多くは「恐るるに足らない」などと言って、いつも過小評価してきた。「失敗を繰り返すとやがて成功する」というのは、小学生でも知っている真理である。実戦配備が近づき、いまさら脅威を感じたのでは遅きに失している。ある国に核を持たせないようにするのは困難だが、一旦核を保有した国にその核を放棄させるのは一層困難であり、ほとんど不可能と考えなくてはならない。北朝鮮だけには核を持たせてはいけなかったのだ。しかし、日本は間もなく核を実戦配備する北朝鮮の隣国であり続けなければならない。また、北朝鮮は間もなく米国西海岸に核を打ち込む能力を得ると言われている。北朝鮮が核を実戦配備したら、米国は北朝鮮の核の脅威に晒されるため、米国の核の傘は機能しなくなる可能性もある。これが「民主主義国アメリカ」の限界なのである。

とはいえ嘆いてばかりいられない。まず撃たせないこと、そして、万一撃たれても必ず迎撃すること、この二点によって日本を守ることを真剣に考えなくてはいけない。具体的には、現体制を崩壊させることが最も肝要である。日本は国策として、水面下で、現政権を転覆させるための国家活動をすべきだ。現実的には、通常兵器による敵基地攻撃能力を備えることが肝要である。それが北朝鮮に対する抑止力になり得る。たとえば、通常兵器でも北朝鮮軍の活動を停止させ、統治機構を崩壊させられる実力を日本が持てば、北朝鮮は安易に日本に手出しはできない。巡航ミサイル、長距離爆撃機、攻撃型空母などの導入を検討すべきである。それでも北朝鮮が核ミサイルを撃とうとした際には、敵基地を先制攻撃すればよい。

それでも核ミサイルが発射されてしまった場合は、確実に迎撃しなければならない。しかし、現状の装備ではおぼつかない。日本海に展開するイージス艦の「SM3」が、大気圏外でミサイルを迎撃することになっていて、その迎撃成功率は「八〇%」といわれる。五発が同時に発射されたら一発は撃ち漏らし、日本本土に飛んでくる計算になる。それに備えて、最終段階として「PAC3」(通称パトリオット)が迎撃することになっているが、PAC3は着弾地点に配備しておかなければならないため、PAC3が配備されていない大半の地域では、イージス艦のSM3だけが頼みの綱であるということになる。したがって、装備を拡充しなければならない。具体的には、経費が比較的低い陸上配備型のイージスシステムを設置してSM3を増強するのがよいだろう。また、韓国での配備が検討されている高高度防衛ミサイル(THAAD)の配備も進め、幾重にも迎撃の網を張り巡らせることで、確実に迎撃する体制を構築すべきである。

北朝鮮が何十発も核ミサイルを射出した時に、全てを先制攻撃と迎撃により破壊したなら、北朝鮮の核の脅威から逃れたことになる。北朝鮮が核を持ってしまった今、このようにして彼らの持つ核を無力化していくしかない。今後、米国が日本に防衛費の増額を要求してくることはほぼ間違いない。日本の安全保障を真剣に議論すべき時が来た。


つねづねなるスナップショット

地産地消と旬な富山のお寿司を味わえる富山市の『蛇の目寿司』さんにて。


第18回富山竹田研究会特別講義

竹田恒泰先生の講義を通して「日本を楽しく学ぶ」勉強会です。これまで、国史・日本神話・憲法をはじめ、時事問題や日本の伝統、皇室にかかわる数多くの講義を提供してきました。竹田恒泰先生の講義はわかりやすいだけでなく愉快で教室はいつも笑いが絶えません。
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場所:フューチャーシティ ファボーレ
日時:3月26日(日)13:00〜15:30
料金:会員¥2,000、非会員¥3,000(初参加の方は¥2,000)、学生無料
講師:竹田恒泰
参加申し込み:WEBの申し込みフォームまたはメールにて
問い合わせ:富山竹田研究会事務局 TEL.076-456-3595
http://www.takedaken.org/
e-mail:toyama@takedaken.org


竹田恒泰の富山チャンネル

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【放送内容(予定)】
2/5 建国について
2/12 古事記について
2/19 参拝作法(直会)

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竹田 恒泰(たけだ つねやす)

作家。昭和50年(1975年)、旧皇族・竹田家に生まれる。明治天皇の玄孫にあたる。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。平成18年(2006年)『語られなかった皇族たちの真実』(小学館)で第15回山本七平賞を受賞。『日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか』『現代語古事記』など多数の著書を上梓している。また、全国17ヶ所で開催している「竹田研究会」を含め、年間200本以上の講演を行っている。

竹田恒泰公式サイト『竹の間』
http://www.takenoma.com/

竹田研究会とは

竹田恒泰先生の講義を通して「日本を楽しく学ぶ」勉強会です。これまで、国史・日本神話・憲法をはじめ、時事問題や日本の伝統、皇室にかかわる数多くの講義を提供してきました。竹田恒泰先生の講義はわかりやすいだけでなく愉快で教室はいつも笑いが絶えません。

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